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2016年07月11日: ポみっと!事務局さん
AQUA SOCIAL FES!!2016に行ってみた
7月9日(土)に東奥日報社主催の「東奥日報×AQUA SOCIAL FES Presents 青森の海を守ろう!!プロジェクト」に参加してきました。
このイベントは、青森駅前の人口干潟にビーチを作り、水質浄化や生態系の質を向上させていくための海岸清掃や海草アマモの移植のほか、ヒラメの稚魚放流や船での湾内クルーズと地引網も体験できる、盛りだくさんのイベントです。
朝7:30に青森駅前の八甲田丸に集合して開会式を行い、クルーザーで青森港を出発。青森湾を横断し平内町の茂浦漁港にて海岸の清掃活動を行いました。
FES参加者に加えてNPOあおもりみなとクラブの皆様や青森海上保安部など沢山の方々が加わり、30分で集めたごみの袋はなんと80個!
こんなにゴミがあるとはびっくりです。海を汚しちゃイカンですよ。
そして漁港で行われた地引網体験では、アジやウミタナゴ、メバルに交じって40cm近いサバや、50cmを超える大物マダイが何匹もかかりぴちぴち跳ねて子供たちは大興奮!浅いところでも沢山の魚がいるんですね~。
地引網の後は再び青森港に戻り、A-FACTORY前に作られた人口干潟でアマモの移植を行いました。
ここで豆知識。
アマモはアマモ科の種子植物で、水質が悪化したり海底にヘドロがたまると生きられません。そのため海岸の指標生物ともされています。魚の稚魚の隠れ家や水生動物の産卵場所になったり、アマモが海中の窒素やリンを吸収して水質浄化の重要な役割を果たしているともいわれており、近年とても注目されています。
※投稿者は大学の卒論のテーマが海藻だったので思わず熱く書いてます(^-^;
アマモの苗を持っていよいよ砂浜へ。干潟の浅瀬をじゃぶじゃぶ進むと、小さなアマモに交じって直径1mほどのアマモの群落を発見。ガイドさん曰く、去年植えたアマモが定着してコロニー状に成長したのだそうです。
そしてアマモを植えるため海底の砂を掘ると「おおっ」砂の中から大小のアサリが。青森港内でアサリを見つけたのは初めてだったのでとても感動です。
最後は皆でヒラメの稚魚を放流して無事にイベント終了となりました。お疲れ様~。
青森港ではこの人工干潟の面積を今の10倍以上に広げる計画があり、カヤックの乗り入れやバーベキューができる海岸に整備する事業が継続的に行われていくそうです。いつか、青森港で潮干狩りをするのも夢ではないかもしれませんよ(^^)