2015.09.15 cafe
土手町商店街を抜けた交差点の先にある百石町展示館。「コトリcafe」は、そこの一角にあるお店なのだ。
弘前市を拠点に活動しているNPO法人harappaが運営しているこのお店では、ヨガやこぎん刺しなどの様々なワークショップが開かれることも多い。店名は、harappaとかけて、「原っぱで飛び回る小鳥たち(お客さん)の羽休めの場所になってほしい」という、店長・梅原さんの想いが込められている。
メニューはナポリタンやキーマカレーなどに加え、デザートやドリンクが特に人気なのが魅力だ。日替わりのマフィンは季節のフルーツや野菜が使われていて、サクサクの表面と中身のふんわり感、そしてしっとりとしたフルーツの組み合わせが、幸せな気分にさせてくれる。
自家製シロップを使用しているというジンジャーエールは、生姜の香りがスッと鼻に抜けて後味もとても爽やか。市販のもので満足している人に、全力でおすすめしたい一杯だ。
メニューの中でも、1番人気はパフェなのだそう。自家製のパウンドケーキやジャムなどが盛りだくさんの「コトリパフェ」は、コトリ型のかわいいクッキーが乗っているのも人気の理由の1つかもしれない。
店内を照らす灯りは暖色系で、明治時代に造られたという漆喰の壁や太い梁との相性も抜群。この場所で食事だけじゃなく、読書をするなどして、何時間もゆっくりしていくようなお客さんが後を絶たないのにも納得してしまう。
そして、なんといっても至るところにコトリモチーフの置物や雑貨が置かれているのが特徴だろう。陶器からガラスと素材もさまざまなコトリたちは、頂き物も多く、増えたり減ったりを繰り返しているそうだ。
モダンな雰囲気の中でゆっくりと過ごしながら、ふとコトリたちを数えてみれば楽しい発見に出会えるかもしれない。
コトリcafe
弘前市百石町3-2 百石町展示館内
11:00〜19:00(L.O.18:30)
第1・第3月曜定休
0172-88-8504
http://www.facebook.com/hirosaki.kotoricafe