青森県の伝統工芸「南部裂織」をベースにカラフルで個性的な裂織を制作
古くから伝わる裂き織りですが、さきおりCHICKAさんの作品は若い世代の方にも
取り入れやすいデザインを取り入れています。
ひとつひとつ違った表情を見せ、丈夫で長く使える魅力的な裂き織りをお楽しみ下さい。
VOL.8 さきおりCHICKA
裂織作家
三好 千佳(みよし ちか)さん
昭和46年12月生まれ
青森市出身
「つくり手」さんの想いを伝えることで、みんなの自分らしいモノ探しのお手伝いができればと思います。
「さきおりCHICKA」の裂織作家の三好千佳さんにお話をお伺いしました。
interview
―さきおりCHICKAさんの作品の特徴は?
青森県の伝統工芸である「南部裂織」をベースにしつつ、古布に異素材を組み合わせるなどしてアレンジし、カラフルで個性的な裂織を制作しているのが特徴です。
―このお仕事を始められたきっかけは何ですか?
前職では10年ほど旅行業界にいたのですが、添乗で国内外を飛び回る内に様々な染織品を目にする機会があり、自然に興味を持つようになりました。
2009年から2年間、夫の転勤で十和田市に住む事になったのですが、裂織が盛んな土地で大きな教室があったので、今がチャンスだ!と思い習い始めたのがきっかけでした。
―今のお仕事をされていて良かったと思う事は?
お客様から「こういうポップで可愛いデザインの裂織は初めて見ました。」と言う嬉しい言葉を頂いたり、様々な分野の作家さんとイベントなどで知り合って情報交換をする内に、色んな知識が増えていくのがとても良かったです。
―ものづくりを行うにおいて、モットーやこだわっている部分はありますか?
私は何よりも色にこだわります。裂織と言うと落ち着いた色味の作品が多いですが、好んで使っている銘仙と呼ばれる古布の色使いはとても斬新である事が多く、ハッとさせられます。せっかくの素材の美しさを最大限に生かすよう、古布をじっくり観察してから、糸と布の組み合わせを選ぶようにしています。
―裂織商品を選ぶ上でのアドバイスなどあれば教えてください。
裂織に使われている古布には必ず歴史があります。何か分らないことや気になる商品がありましたら、遠慮なく質問してみて下さい。可能な限りお答えする事にしています。特に素材に使われた布の年代や、元々の形などを知ると、裂織の見方が変わりますし、ご購入頂いた場合にも愛着が深まると思います。
event
A-LINEなどイベント出店されています。イベントでの様子です。《上記写真》
ギャラリーNOVITAにて行われた、津軽裂織おりおり展vol.4-秋のこゑ-での様子です。《下記写真》
items
カメラストラップ
参考価格 3500円~(税別)
くるみボタン
参考価格 450円~(税別)
トートバッグ
参考価格 4500円~(税別)
ネックストラップ
参考価格 1800円(税別)
名刺入れ
参考価格 2500円(税別)
―最後に、この特集をご覧になられている方へメッセージをお願いします。
裂織はどうしても年配の方が持つイメージがあると思いますが、技法は同じでも色やデザインの工夫次第で、とても新しい印象のテキスタイルになります。着られなくなった思い出の服を裂織にして、生まれ変わらせる事も可能です。
青森の伝統工芸をもっと気軽に身につけて貰えるように、日々努力しています。オーダーも受け付けておりますので、お気軽にご相談下さい。
store
さきおりCHICKA
青森県青森市桂木4-3-16-408
連絡先:chika.344@gmail.com
2016年2月4~9日、銀座松屋にて「津軽の伝統×DESIGN展」に出展予定